【ロサンゼルス共同】米大リーグで日本選手初の本塁打王に輝くなど投打「二刀流」で活躍した大谷翔平(29)が16日、今季のアメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に2年ぶりに選出された。2021年に続く満票での受賞で2度目は史上初。日本選手では01年にマリナーズのイチローが選ばれているが複数受賞は初めて。
MVPはレギュラーシーズンの成績を対象に、全米野球記者協会会員30人の投票で決まり、大谷は全員から1位票を得た。エンゼルスで6年目の今季は打者で44本塁打、95打点、打率3割4厘をマーク。投手で10勝5敗、防御率3・14、167奪三振の好成績を残し、メジャー初の2年連続「2桁勝利、2桁本塁打」を達成した。シーズン終盤は右肘手術などで離脱したものの、最終候補に残っていたコリー・シーガー、マーカス・セミエン(ともにレンジャーズ)の両内野手を上回った。
大谷は18年にプロ野球日本ハムからエンゼルスに移籍し、6シーズンを終えた今オフにフリーエージェントになった。